愛犬が犬に咬まれた

愛犬が犬に咬まれてしまった時の、飼い主のブログ。

<大怪我から1年>リハビリ終了

<あの大怪我から1年が過ぎ、ローマのリハビリはようやく終わった。

と言っても、体が元通りになったわけではない。

でも、1年間リハビリに通い、ローマはとてもよく頑張ってきたと思う。

 

左前脚の可動域が他3本の脚に比べて狭いため、走ると右の方へ寄っていってしまう。

また、右前脚への加重で素足で歩くと爪が削れ出血してしまうため、

お散歩時は基本的には前脚だけブーツが必需品。

それでも、本人の意思のまま行動できるまでにすっかり元気になった。

お医者さんにはとても丁寧に治療をしていただき、すごく感謝している。

すごく。

 

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他のわんちゃんは怖いけれど。

これでローマのリハビリは終了。全て終わった。

ローマを噛んだ側の飼い主さんに、治療を終えた報告と、

以前振り込まれた100万円から治療費を差し引いた残金をお返ししたいため

振込先を教えていただきたい旨をメールでご連絡した。

北海道犬保存協会から教えてもらった北海道犬の飼い方・管理の仕方を添えて。

(敷地内でも頑丈で必要な広さの檻の中に入れておくこと、

獰猛なためドッグランで放すことは不適切なこと、

そもそも一般的なトレーナーでは適切なトレーニングはできないため北海道犬専門の

トレーナーをつけること・・)

 

すると先方からのお返事は、ざっくりとこうだった。

「以後気をつけます」

それと、口座番号。

 

私なら、その一年間大変な苦労をさせてしまったこと、

お散歩時にブーツを必須とさせてしまったことなど、改めてお詫びに伺う。

顔も見たくないと拒まれても、そんなのは当たり前。

それでもお詫びに伺いたいとお伝えするだろう。

 

世の中、本当に色々な人がいるなと、心底思った。

先方はだいぶ年配のご夫婦だけれど、

これまでどのような生き方をしてきたのだろう、

そのお子さん達はどのような育てられ方をしてきたのだろう、と思えてならない。

 

もちろん私の価値観が正しいかはわからない。

ただ、相手に対して「不誠実な人」と思わせてしまうということは、

少なくともその2者間では何かしら見直すべき部分があったと言えると思う。

 

先方のわんちゃんは、幸せに暮らしているのだろうか。

その子にとって望ましい生活を、犬として幸せな生活を与えてもらっているだろうか。

相手が相手なだけに、とても気がかり。

 

ひとまず、ローマの全てのリハビリが終わった。

あと3ヶ月でローマも14歳になる。

もう立派なおばあちゃん犬。

心配になるほどぐっすりと眠っているし、

私たちが帰ってきても少しの間気が付かないし、

寂しいのか家の中で私たちの後をついてくることが多くなった。

いやでも老いを、残りの時間がこれまでほど多くないことを感じずにはいられない。

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ずっと眠っている。

ローマにとってどのような生活が望ましいのか。

ローマが毎日安心して穏やかに、そして心地よい生活を送れるために

私たちにできることは何であるか。

これからも、ローマとの一日、一日を丁寧に、そして大事に過ごしていきたい。