愛犬が犬に咬まれた

愛犬が犬に咬まれてしまった時の、飼い主のブログ。

<大怪我から6週間/退院から5週間②>毎日考える、飼い主としての責任。

あの出来事以降、お散歩中に遠くからよその犬に吠えられたりすると、

ローマは一気に心拍が上がり怖がるようになってしまった。

びっくりするくらいに、速い心拍。

私たちも、できるだけストレスを与えないようにと

今まで以上に感じるようになったし、

毎日お散歩へ行く度に色々な不安が頭をよぎるようにもなった。

 

ある時、犬の寿命は、なぜ、人間よりも短いのか、ネットで調べてみた。

すると、鼓動の回数と寿命には深い関係があるということがわかった。

それを知って以来、

ローマがドキドキすると寿命が短くなってしまうと感じ、

夫も私もローマにストレスを与えないようにと周囲の状況には過敏になっている。

 

こういったことを書くと、

まるで被害者意識が強いような印象を与えるかもしれないけれど、

決してそうではない。

 

ただ、飼い主のちょっとした注意不足、驕りの気持ちあることで、

全く罪のない犬・その家族の生活を一変させる。

大きなことから、想像もしないような小さなことまで。

 

だから、犬でも猫でも何らかの動物と家族として共に暮らしている以上、

自分たちのためにも、存在すら知らない他者のためにも、

そのペットをしっかりと躾け管理する責任・義務がある。

私は、心底そう思う。

 

そんなことを毎日思う。

その影響もあってか、夫は車の運転も今まで以上に気をつけるようになった。

もうこんな思いは、どんなことがあっても、誰に対しても、させたくない。

 

ローマの首の皮下膿瘍近辺は、少しだけ毛が伸びた。

少しだけ。

毛が伸びるのには、思いの外時間がかかる。

膿瘍跡は毛根が死んでしまっておそらく毛が生えてこない。

ローマのこの跡を見る度に、複雑な感情になってしまう。

でも、頑張って生きてくれてよかったと、それも毎日思う。

一日に何度も思う。

 

ローマを大事にしたい。

 

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皮下膿瘍跡。少しずつ毛が伸びてきた。