愛犬が犬に咬まれた

愛犬が犬に咬まれてしまった時の、飼い主のブログ。

<大怪我から5日①>もう退院!?

 

今日の面会は午後。

それとあわせて経過の詳細を聞きたく、担当のお医者さんから時間ももらっている。

怪我翌日の話では、「ものすごく順調に回復した場合は4-5日で退院」

とのことだったので、そうであれば今日・明日の退院となる。

 

でも、あんな瀕死の重傷を負って、もつかもたないかみたいな状態だったのに、

そんなにすぐに退院できるものなのだろうか?

でも、昨日のローマも確実に良くなってはいるようだったし、

動物の回復力はすごいということなのか。

 

 今日も、元気になっているかな。

 

病院へ向かう道中、そんなことを考えながら、

頭の中で何度も何度もこの数日間を回想する。

 

ひどい傷だった。

「なんとか生きてほしい」

それを一番に願っていたはずなのに、元気になっていくローマの姿を見ていると、

 「後遺症が出ないでほしい」

そんなことも望み、欲張りになってしまう。

 

病院について受付をし、入院室に案内される。

「ローマ!会いに来たよ!」

昨日と同じように、小さな部屋の中からこちらを見上げ、尻尾をブンブン振っている。

カラーが取れていた。

看護師さんによれば、ごはんに食べムラはあるものの、

血圧も体温も安定しており顔色も良いとのこと。

 

しかし、10分ほどローマがヨタヨタ歩く姿を見ていたが、

やはり左前脚は力が入っておらず、さらに下半身が小刻みに震えている。

 

本当に回復するのだろうか・・

怪我前の状態に戻るのは難しいのだろうか・・

 

そんな不安で頭がいっぱいになったけれど、ローマの前では笑顔。

「じゃあ、ローマ!退院まで後少し、一緒に頑張ろうね!また来るよ!」

そう言って、入院室を出た。

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カラーが取れた


お医者さんから呼ばれるのを待っている間、先ほど撮ったローマの歩く姿を夫と見る。

怪我からまだ一週間も経っていないから当然とも思えるが、

やはりネガティブ思考になってしまう。

「お医者さんに聞いてみよう」

そんなことを話していると、診察室に呼ばれた。

 

お医者さんからは、診察に入り挨拶をすませ、早速ローマの具合を聞く。

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<現状>

■出血の心配も、もう無さそう

■怪我前に比べ、肝臓・腎臓の数値が悪い状態。怪我前の血液検査では正常値だが、

 今はどちらも低い。これが慢性的なものなのか、今回の怪我によるものなのか、

 来週の血液検査で再度確認。

<今後>

これらについては、1-2ヶ月経過した頃にそれぞれ確定した評価ができる見込み

感染症の可能性が排除できないため、引き続き抗生剤を服用

■全体に内出血が広がっているが、徐々に吸収されると思われる

■特に左前脚の浮腫がひどく、今後解消されることも考えられるが、場合によっては

 ずっと残る場合もある

■左前脚の引きずり、また下半身の継続的な震えが目立つ。数日感ケージに入っていて

 動いていなかった影響もあると思うが、それだけなのか、怪我によるものなのか、

 外傷による痛みが消失しなければ、神経/靭帯の損傷等後遺症の評価ができないため、

 まだなんとも言えない

■傷の痛みもまだ残っており、消えるにしても長期間かかる可能性がある。

 今後も消えない場合もある。

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 左前脚のことや下半身の震えが心配な上、肝臓・腎臓の数値まで悪い。

一気に不安になる。

 

しかし、顔色も良く順調に回復してはいるため、

これからは少しずつ日常の生活行動能力を取り戻すリハビリが必要となり、

その段階に入るとのこと。

 

「退院も、今日とか明日、しても大丈夫な感じですよ」

 

まさかの今日!

思わず聞き返してしまったが、まだ必要なものが揃っていないため、

事情を話し明日の退院にしてもらった。

 

ローマの体調が心配だけれど、今はとにかく退院の準備をしなければと、

そこからが大変だった。